

全ての生物は、恵み豊かな海から生まれました。サンゴが生物を育み、陸を作り、食料を提供してくれています。 私たちはその恩恵をたくさんもらい、こうして生活することができるのです。それが今、いろいろな原因によって破壊されつつあります。沖縄のきれいな海を守る為にみんなができる事、一緒に考えてみませんか?

海中世界を鮮やかに彩るサンゴ礁、実は私たちと同じ動物なんです。えさを捕まえて食べたり、産卵をしたり、種類によってはケンカだってすることも。
サンゴには大きく分けて、クラゲやイソギンチャクの仲間である『ソフトコーラル』と、石灰質の硬い骨格を持つ『ハードコーラル』の2種類があります。
"沖縄のサンゴ礁"と聞いて多くの人がイメージするのがハードコーラルですよね。
私たちがいつも見るハードコーラルは『造礁サンゴ』と呼ばれ、枝状やテーブル状の形をしたサンゴ礁を作ることが出来るサンゴです。

ダイバーを圧巻させるほど、大きなサンゴ礁がたくさんある沖縄の海。
実はこの大きなサンゴ、1mmほどのイソギンチャクに似た『ポリプ』と呼ばれる小さな1匹1匹が繋がって『郡体』を作って暮らしているのです。
様々な形があるのは、たくさんのポリプがそれぞれの種類によって骨格を作っているためです。
サンゴのポリプは、体内に『褐虫藻(かっちゅうそう)』と呼ばれるパートナーを共生させ、褐虫藻が光合成によって作り出す酸素や栄養分をもらって成長していきます。
成長したポリプは分裂して増えていき、海中の二酸化炭素やカルシウムを取りこみ、さらに大きな骨格を作っていきます。
たくさんの造礁サンゴが懸命に生きることで、サンゴの下には厚い石灰岩の層ができ、サンゴ自身はさらに上へ、さらに沖へと成長を広げていくのです。
そうしてできたのが紛れもない、この琉球諸島なのです。


サンゴ礁は熱帯を中心とする温暖で透明度が高く、浅い海域を好んで生息します。造礁サンゴの種類は世界中で450種類以上といわれていて、そのうち約380種類は沖縄近海で見ることができます。
世界の約8割ものサンゴを見ることができるなんて、沖縄の海は本当に恵みが豊かな証ですね。

日本最大規模のサンゴ礁、石垣島と西表島の間に広がる『石西礁湖(せきせいしょうこ)』を始め宮古島の『八重干瀬(やびじ)』や慶良間など、沖縄の海には世界に誇れるサンゴ礁がたくさんあります。

サンゴ礁は、食料・建材・民具・肥料・医薬品など、様々な資源を提供してくれます。
海の中だけでなく、私たちにも欠かせない存在です。
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